一年の暦の中で最上の大吉日とされる『天赦日(てんしゃび)』。
『天の恩恵により何の障害も起きない日』といわれます。
婚礼や結納・開店開業や事業の開始や拡張などに縁起の良い日。
特に婚礼に最大吉日とされることから、最近は俳優さんなど著名な人も天赦日を選んで結婚される方が多いですね。
さらに今まで躊躇していてできなかったことを思い切って一歩踏み出すことに最適な日です。
お財布の購入や買い替え、使い始め、宝くじの購入にも最適です。
そんな2024年令和6年の天赦日について、みていきたいと思います。
2024年令和6年の天赦日は?
2023年令和5年の天赦日は6日でしたが、2024年令和6年は7日あります。
2024年令和6年の天赦日は次の7日です。
- 1月1日(月)
- 3月15日(金)
- 5月30日(木)
- 7月29日(月)
- 8月12日(月)
- 10月11日(金)
- 12月26日(木)
2024年令和6年の天赦日カレンダー一覧
天赦日カレンダー一覧では干支や一粒万倍日、不成就日、六曜(大安・友引など)十二直や二十八宿、下段も、記載しています。
次のようにわかりやすく記載してみました。
◎天赦日
◎一粒万倍日
〇大安
〇寅の日
×不成就日
×三隣亡
おすすめの度合いを★の数であらわしています。
- ・寅の日:★★
- ・天赦日:☆☆
- ・一粒万倍日:★★
- ・大安:★★
- ・十二直・二十八宿の吉日:★★
- ・下段の吉日:★★
また、より良い日を選ぶために、次の日は★をつけていません。
- ・不成就日(何事も成就しないとされる日)
- ・三隣亡(建築関係の凶日ですが、婚礼は家庭を築く意味から避けた方が無難な日)
- ・●黒日(下段:特別の大凶日。葬儀だけは妨げなし)
- ・十し(下段:十死日と書き十はことごとくの意味。婚礼・葬儀は特に大凶)
- ・ぶく日(下段:吉事も凶事も繰り返す。婚礼葬儀に特に凶)
- ・ぢう日(下段:ぶく日と同じ意味)
- ・めつもん(下段:大悪日で何事も成就しないという日)
- ・凶会日(くえにち)(下段:悪事の集まる凶日。婚礼、旅行などすべてに悪日である。)
2024年1月1日
1月1日(月曜日)
干支:甲子(きのえね)
九星:一白
行事:元日・年賀・初詣・初子・甲子
◎天赦日
◎一粒万倍日
×赤口(正午のみ吉)
〇たつ(建)
〇畢(ひつ)
◎よろずよし
☆☆★★★★★★★★
天赦日に一粒万倍日と甲子の日が重なった大吉日です。
令和6年の天赦日は7日、その最初の日が1月1日元旦に重なるというのも、縁起が良いですね。
天赦日は一年の暦の中で、最上の大吉日とされます。「天の恩恵により何の障害も起きない」とされる日。
特に婚礼には最大吉日で、その他開業や開店、新規事業の開始、発明、研究結果の発表などに最良です。
さらに、一粒の籾が万倍にも増えるとされ、「諸事の成功を願って事始めに良い日」という一粒万倍日が重なっています。
この日は商売を始めることや、金銭を支出するのに良い日ですが、増えては困る意味から借金や人から何かを借りる行為は厳禁の日。
加えて、物事を開始するのに最適という甲子(きのえね)の日も重なり、何重にも縁起の良い日となっています。
甲子の日は、十干(じっかん)の甲(きのえ)と、十二支の子(ね)の組み合わせで、60日に一度まわってくるという日。
十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の組み合わせの一番最初の日が甲子となります。
甲子の日は、大黒天の縁日で商売繁盛・開運出世や金運に関係することに御利益があるとされ、物事を開始するのにも最適とされる吉日です。
少し気になるのは、六曜の赤口(しゃっこう)です。仏滅のつぎに縁起の悪い日で、正午のみ吉となっています。
ですが、天赦日は暦の上で最上の吉日とされ、「天の恩恵に浴し、何の障害も起こらない日」という意味があります。
そのため、他の凶日と重なっても、全く忌む必要はなく、すべての行事や冠婚葬祭、普請造作にも用いても良いとされています。
なので、天赦日の意味のほうが勝り妨げなしとみることができますが、少しでも凶の意味があるのが気になる場合は、用いるのを控えるのがいいかと思います。
2024年3月15日
3月15日(金曜日)
干支:戊寅(つちのえとら)
九星:三碧
◎天赦日
◎一粒万倍日
〇寅の日
×三隣亡
△先勝(午前は吉・午後は凶)
×とづ(閉)
〇牛(ぎゅう)
◎よろづよし
2024年5月30日
5月30日(木曜日)
干支:甲午(きのえうま)
九星:七赤
◎天赦日
△友引(昼以外の時間は吉)
×のぞく(除)
〇角(かく)
◎よろずよし
☆☆★★★★
天赦日で友引の日。友引は大安に次いで縁起の良い日で婚礼でも人気です。
十二直ののぞく(除)は、百凶を除くという吉日になりますが、婚礼や屋敷内で土を動かすことには、凶の意味があります。
医師にかかり始めや薬の飲み始め、種まきや井戸掘りなどには吉となります。
二十八宿の角(かく)、婚礼や普請造作、柱立て、衣類の着初めなどに吉ですが、葬式には凶の日。
下段のよろずよしは、大吉日で、他に凶の意味があっても妨げなく、すべての行事を行うことができます。
2024年7月29日
7月29日(月曜日)
干支:甲午(きのえうま)
九星:六白
◎天赦日
◎一粒万倍日
×三隣亡
〇大安
×とづ(閉)
〇心(しん)
◎百事妨なし
2024年8月12日
8月12日(月曜日)
干支:戊申(つちのえさる)
九星:一白
行事:振替休日・徳島阿波踊り(15日まで)
◎天赦日
△先負(午後は大吉)
〇たつ(建)
〇畢(ひつ)
◎よろづよし
☆☆★★★★★★
天赦日で先負けの日。先負けの日の午後は大吉です。
十二直のたつ(建)は、建つの意味から、最吉日なので、婚礼や開店開業、神仏の祭祀、引っ越し、棟上げなど建築関連の行事、旅行などに大吉。
ですが、蔵開きや屋敷内で土を動かす作業は凶とされています。
二十八宿の畢(ひつ)も、取引の開始や、婚礼、屋根ふき、神仏の祭祀など全てに吉の意味があります。
下段のよろずよしは、他の凶日と重なっても全く忌むことなく、冠婚葬祭や普請造作などすべての行事に用いられます。
先負けの意味から、午後の時間帯を用いられると、良いですね。
2023年10月11日
10月11日(金曜日)
干支:戊申(つちのえさる)
九星:四緑
◎天赦日
×不成就日
〇大安
〇ひらく(開)
×鬼(き)
◎よろづよし
2023年12月26日
12月26日(木曜日)
干支:甲子(きのえね)
九星:一白
行事:甲子の日
◎天赦日
◎一粒万倍日
×赤口(正午のみ吉)
〇たつ(建)
〇奎(けい)
◎よろづよし
☆☆★★★★★★★★
天赦日と一粒万倍日と甲子が重なる大吉日です。
甲子の日は、十干・十二支の組み合わせの一番最初にあたり、物事を開始するのに最適とされる吉日。この日に始めたことは上手くいくともいわれます。
大黒天の縁日で商売繁盛・開運出世や金運に関係することに御利益があるもされています。
六曜の赤口(しゃっこう)が気になりますが、最上の吉日とされる天赦日のパワーが勝るため、妨げなしともされています。
天赦日の意味のほうが強いため、いろいろな行事に用いることができるととれますが、少しでも気になる場合は、控えられると良いと思います。
2024年令和6年で縁起の良い天赦日は?
2024年の天赦日は、甲乙つけがたい日が多かったので、★の数でランキングにしてみました。
天赦日に一粒万倍日が重なる大吉日。
十二直や二十八宿、下段のすべてに良い意味がある日です。
何かを始めるのに最適な甲子の日もある、縁起の良い日です。
甲子は大黒天の縁日で、商売繁盛や金運に後利益があるとされます。
六曜の赤口は正午のみ吉ですが、天赦日のパワーが勝るため障害はないとおもわれます。
ですが、少しでも凶の意味があることが気になる場合は、用いるのを控えられると良いと思います。
天赦日で一粒万倍日の縁起の良い日。
十二直や二十八宿、下段にも悪い意味がないという日です。
1月1日と同じように、六曜に赤口がありますが、少しでも気になる場合は、控えられると良いかと思います。
天赦日で先負けの日です。先負けの日の午後は大吉。
さらに、十二直や二十八宿、下段のどこにも悪い意味がありません。
8月4日に新月入りしているので、新規の事始めや婚礼・結納などに最適な日です。
天赦日で友引の日。友引は大安に次いで縁起の良い日です。
十二直ののぞく(除)は、百凶を除くという吉日になりますが、婚礼や屋敷内で土を動かすことには、凶の意味があります。
医師にかかり始めや薬の飲み始め、種まきや井戸掘りなどには吉となります。婚礼や結納、動土には向いていません。
受診することを躊躇していた場合などに、思い切って受診するのも良いですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。