何種類もの野菜がたくさん入っている具だくさんのスープでしょうか?
それとも、ポタージュのようなスープ?
これから、ご紹介するスープはそのどちらでもないのです!
こちらのスープは、免疫と食事の関係を研究されている麻布病院院長、高橋 弘さん考案の野菜スープです。
先生は、ハーバード大学で免疫とがん・免疫と食事の関係を長年研究されてきたことから、ハーバード大学式野菜スープと言われています!
この野菜スープが、デトックス・免疫力アップ若返り・ダイエット・病気の回復にと、様々な効能が認められる理由は、身近な野菜に秘密があったのです。
さらに、効果抜群の野菜の成分や効能についても詳しくご紹介しています。
実はいま 我が家にも、高齢者や健康に不安のある家族がいるので、何か良いものはないだろうかと探していたところ。
このスープを見つけたのです。
このスープの良いところは、家にある材料だけで作れて家族全員でたっぷり摂れるところですね(^^)
毎日の家族の健康維持には、ぴったりなんですね!
そして、効果は抜群なのですが、作り方はとっ~~~ても簡単!
いろんなアレンジもでき、冷凍保存もOKと万能なんですよ♪
では、ハーバード大学式野菜スープ効能の源(みなもと)ファイトケミカルの働きからみていきましょう。
野菜スープの効果の源、ファイトケミカルとは?
ファイトケミカル(フィトケミカル)とは、ファイト(phyto)はギリシャ語で植物を、ケミカル(chemical)は英語で化学成分を意味しています。
ファイトケミカルは、植物が作り出す天然の成分でしかも、この成分は植物にしか作ることができないのです。
ファイトケミカルの9割は、野菜や果物など私たちの身近にある、食品に含まれているということ!
私たちは、植物を食べることで、ファイトケミカルを摂り入れることができるのです。
ファイトケミカルの主なものです。
食品 | ファイトケミカル名 |
---|---|
赤ワインの色素成分 | ポリフェノール |
トマトやスイカの色素成分 | リコピン |
大豆 | イソフラボン |
ゴマ | リグナン |
お茶 | カテキン・タンニン |
ブルーベリーの色素成分 | アントシアニン |
かんきつ類の苦味や香り成分 | テルペン |
ニンジン・カボチャの色素成分 | βーカロテン |
タマネギ・ニンニク | システィンスルホキシド |
キャベツ・ブロッコリー | イソチオシアネート |
ファイトケミカルの機能
ファイトケミカルの機能や働きには次のようなものがあります。
- ・抗酸化力
- ・免疫力を高める作用
- ・血管の老化を防ぐ作用
- ・がんを予防する作用
- ・アレルギーを抑える作用
- ・美容によい働き
- ・目を健康にする成分
今回ご紹介する、野菜スープは、キャベツ・タマネギ・ニンジン・カボチャの4種類で作ります。
なので、この4つの野菜に含まれるファイトケミカルをたっぷりと取り入れることができるのです。
このスープを飲んだ患者さんでは、多くの人が次のような効果を実感されているそうです。
免疫を高める白血球が増えた・10kgやせた、脂肪肝も改善したなどですね。
野菜に秘められたチカラって本当にすばらしいですね!
こんなにすばらしいファイトケミカルはぜひとも取り入れたいですね!
それではハーバード大学式野菜スープの作り方のご紹介です♪
ハーバード大学式野菜スープのご紹介
野菜の抗酸化成分ファイトケミカルがたっぷり溶け込んだ効果抜群のスープです。
★玉ねぎは皮をむき、人参は皮ごと使います
ファイトケミカルは、外側の皮の部分に多くふくまれているので皮つきのまま使います
★ふたがしっかりできる鍋(ステンレス製やホーロー製など)を使います
★原則として、食塩や調味料はつかいません
野菜のうまみがにじみ出た、シンプルなお味は長く続けられます
☆日本カボチャ:スープ全体で149kcal
☆西洋カボチャ:スープ全体で188kcal
[ 材料 ]
- キャベツ 100g
- タマネギ 100g
- ニンジン(皮つき) 100g
- カボチャ(皮つき) 100g
- 水 約1ℓ
- 野菜を切ります。
キャベツは、外の葉をはがしてから、包丁で100gに切り取ります。
芯部分は除き、一口大の大きさに切ります。
タマネギ、ニンジン、カボチャも一口大に切ります。
- 1で一口大に切った野菜を鍋に入れ、野菜が隠れるくらいの水(約1ℓ)を加えます。
鍋は、ステンレス製や、ホーロー製のものでフタのしっかりしたものがオススメです。
我が家では、フタのしっかりできるステンレス鍋を使いました。
- 有効成分が飛ばないように、フタを閉め強火にかけます。
沸騰したら、火を弱めてフタをしたまま、コトコトと約20分くらい煮込めば出来上がりです。
かぼちゃが、半分以上くずれているので、このような状態になりました。
では、この野菜スープはどのように食べればいいのかを見ていきましょう。
効果を高める野菜スープの飲み方は?
この野菜スープは、まず具材を除きスープのみを食事の前や食事と食事の間に飲みます。
スープを飲む回数と量は次のように、なります。
1日:200ml(1回の目安)×1~2回
1日:200ml(1回の目安)×3~4回
1日:200ml(1回の目安)×2~3回
200mlずつ、食事の前や食間などの、空腹時に飲むということですね。
特に、朝食前に飲むと、ファイトケミカルが体内に吸収されやすくなるとのこと。
私も、朝食前に飲むことにしているんですよ。
スープは熱々でも、冷やしてもOKですが、体を暖めるためにも少しあたためて、飲んだほうがいいようです。
塩やその他の味付けもしていませんが、野菜の風味が濃くて、とってもおいしいです!
また、太っている人や、糖尿病の人の場合は、食事の前に飲むことで、急激に血糖値があがることを抑えてくれます。
スープはこのような専用の保温容器にいれて、持ち運ぶと便利ですね♪
さらに、このスープは、まとめて作り冷凍保存することもできるんです。
しかも、冷凍した野菜スープ氷は、有効成分が増えるという嬉しい効果も!
その仕組みは、野菜スープ冷凍すると野菜の細胞膜がこわれた状態になります。
さらに、それを解凍することで、細胞の中のファイトケミカルが溶け出してくるという訳なんですね。
スープは具がはいったまま、冷蔵や冷凍で保存します。
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まとめ
ハーバード大学式野菜スープをご紹介してきました。
手軽に作れて、免疫力アップをはじめ、デトックスや、ダイエット・生活習慣病予防にもとても期待できますね。
まとめてみますね♪
ハーバード大学式野菜スープ
★キャベツ・タマネギ・ニンジン・カボチャの4種類の野菜を煮込むことで簡単に作れます。
味付けは何もしません。
★まとめて作り、冷蔵や冷凍で保存できます。
具とスープは一緒に保存します。
冷凍保存し、解凍すると野菜の細胞がこわれて有効成分がより多くなります。
★食前や食間の空腹時に、具をいれないでスープだけ
を飲みます。
具は食べても、食べなくてもかまいません。
料理の素材としても使うことができます。
健康維持のため
1日:200ml(1回の目安)×1~2回
免疫力を高めたい人
1日:200ml(1回の目安)×3~4回
ダイエット・メタボリック症候群が気になる人
1日:200ml(1回の目安)×2~3回
私もさっそく、野菜スープを作って飲んでみました!
味付けは何もしていませんが、野菜の甘みや旨みが溶け出してとても美味しいんですよ(*´ー`)
家族みんなで続けてみようと思っています。
ファイトケミカルは旬の野菜に特に多いとのこと!
旬の野菜をつかって、いろいろなスープを作るといいですね!
簡単で効果抜群なので、ぜひお試しになってみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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