七月の和名は「文月(ふづき・ふみづき)」。
その語源には諸説あります。
旧暦の七月は暦の上では秋となる時期なので、稲の穂が実る頃という「穂含月(ほふみづき)」から「文月」なったとされる説。
また、七夕に書物を干すことから書物(文)をひらく(披く)意味で、「文披月(ふみひろげづき)」となり、「文月(ふづき)」になったという説もあります。
別名には、七夕にちなみ「七夕月(たなばたづき)」や、「涼月(りょうげつ・れいげつ)」や「秋初月(あきはづき・あきそめつき)」などがあります。
そんな2023年7月の十二直・二十八宿などのお日柄をカレンダー一覧にしてみました。
2023年令和5年7月の十二直・二十八宿お日柄カレンダー一覧
こちらの十二直・二十八宿お日柄カレンダー一覧では干支や三隣亡、不成就日、六曜(大安・友引など)十二直や二十八宿、下段も、記載しています。
次のようにわかりやすく記載してみました。
◎天赦日
◎一粒万倍日
〇大安
〇寅の日
×不成就日
×三隣亡
また、おすすめの度合いを★の数であらわしています。
- ・寅の日:★★
- ・天赦日:☆☆
- ・一粒万倍日:★★
- ・大安:★★
- ・十二直・二十八宿の吉日:★★
- ・下段の吉日:★★
より良い日を選ぶために、次の日は★をつけていません。
- ・不成就日(何事も成就しないとされる日)
- ・三隣亡(建築関係の凶日ですが、婚礼は家庭を築く意味から避けた方が無難な日)
- ・●黒日(下段:特別の大凶日。葬儀だけは妨げなし)
- ・十し(下段:十死日と書き十はことごとくの意味。婚礼・葬儀は特に大凶)
- ・ぶく日(下段:吉事も凶事も繰り返す。婚礼葬儀に特に凶)
- ・ぢう日(下段:ぶく日と同じ意味)
- ・めつもん(下段:大悪日で何事も成就しないという日)
- ・凶会日(くえにち)(下段:悪事の集まる凶日。婚礼、旅行などすべてに悪日である。)
2023年7月1日の暦
7月1日(土曜日)
干支:庚申(かのえさる)
九星:六白
行事:全国安全週間・社会を明るくする運動・国民安全の日・銀行の日・富士山開き
×赤口
〇みつ(満)
〇氏(てい)
〇大みゃう
★★★★★★
2023年7月2日の暦
7月2日(日曜日)
干支:辛酉(かのととり)
九星:七赤
行事:半夏生・博多祇園山笠
△先勝(午前は吉・午後は凶)
〇たいら(平)
〇房(ぼう)
〇神よし
★★★★★★
2023年7月3日の暦
7月3日(月曜日)
干支:壬戌(みずのえいぬ)
九星:八白
行事:満月:20時39分
△友引(昼以外の時間は吉)
〇さだん(定)
×心(しん)
★★
2023年7月4日の暦
7月4日(火曜日)
干支:癸亥(みずのとい)
九星:九紫
行事:米国独立記念日
△先負(午後は大吉)
〇とる(執)
〇尾(び)
×ぢう日
2023年7月5日の暦
7月5日(水曜日)
干支:甲子(きのえね)
九星:九紫
行事:栄西禅師忌
×仏滅
×やぶる(破)
×箕(き)
×●黒日
2023年7月6日の暦
7月6日(木曜日)
干支:乙丑(きのとうし)
九星:八白
行事:東京入谷朝顔市
〇大安
×あやぶ(危)
〇斗(と)
〇神よし
★★★★★★
2023年7月7日の暦
7月7日(金曜日)
干支:丙寅(ひのえとら)
九星:七赤
行事:小暑・七夕・成田不動尊祇園会・奈良吉野蛙とび
〇寅の日
×赤口
×あやぶ(危)
〇牛(ぎゅう)
〇天おん
★★★★★★
2023年7月8日の暦
7月8日(土曜日)
干支:丁卯(ひのとう)
九星:六白
行事:
×不成就日
△先勝(午前は吉・午後は凶)
〇なる(成)
×女(じょ)
〇神よし
2023年7月9日の暦
7月9日(日曜日)
干支:戊辰(つちのえたつ)
九星:五黄
行事:東京浅草観音ほおずき市
△友引(昼以外の時間は吉)
×おさん(納)
×虚(きょ)
〇天おん
★★
2023年7月10日の暦
7月10日(月曜日)
干支:己巳(つちのとみ)
九星:四緑
行事:東京浅草観音四万六千日・己巳の日
△先負(午後は大吉)
〇ひらく(開)
×危(き)
×くゑ日
2023年7月11日の暦
7月11日(火曜日)
干支:庚午(かのえうま)
九星:三碧
行事:
◎一粒万倍日
×三隣亡
×仏滅
×とづ(閉)
〇室(しつ)
×●黒日
2023年7月12日の暦
7月12日(水曜日)
干支:辛未(かのとひつじ)
九星:二黒
行事:福岡伊佐須美田浦祭・大阪生国魂神社夏祭
〇大安
〇たつ(建)
〇壁(へき)
〇大みゃう
★★★★★★★★
2023年7月13日の暦
7月13日(木曜日)
干支:壬申(みずのえさる)
九星:一白
行事:お盆迎え火・東京靖国神社みたま祭
×赤口
×のぞく(除)
〇奎(けい)
〇神よし
★★★★
2023年7月14日の暦
7月14日(金曜日)
干支:癸酉(みずのととり)
九星:九紫
行事:佐原の大祭・小倉祇園太鼓・熊野那智大社扇祭
◎一粒万倍日
△先勝(午前は吉・午後は凶)
〇みつ(満)
〇婁(ろう)
〇神よし
★★★★★★★★
2023年7月15日の暦
7月15日(土曜日)
干支:甲戌(きのえいぬ)
九星:八白
行事:盆・山形出羽三山花祭・勤労青少年の日
△友引(昼以外の時間は吉)
〇たいら(平)
〇胃(い)
〇昴(ぼう
〇月とく
★★★★★★★★
2023年7月16日の暦
7月16日(日曜日)
干支:乙亥(きのとい)
九星:七赤
行事:盆送り火・えんま詣り・国土交通デー・京都松尾大社御田植祭
×不成就日
△先負(午後は大吉)
〇さだん(定)
〇昴(ぼう)
×ぢう日
2023年7月17日の暦
7月17日(月曜日)
干支:丙子(ひのえね)
九星:六白
行事:海の日・京都八坂神社祇園祭・茅ヶ崎寒川神社浜降祭
×仏滅
〇とる(執)
〇畢(ひつ)
×きこ
2023年7月18日の暦
7月18日(火曜日)
干支:丁丑(ひのとうし)
九星:五黄
行事:新月:3時32分
×赤口
×やぶる(破)
×觜(し)
×十し
2023年7月19日の暦
7月19日(水曜日)
干支:戊寅(つちのえとら)
九星:四緑
行事:
〇寅の日
△先勝(午前は吉・午後は凶)
×あやぶ(危)
〇軫(しん)
〇母倉
★★★★★★
2023年7月20日の暦
7月20日(木曜日)
干支:己卯(つちのとう)
九星:三碧
行事:山口祇園祭
△友引(昼以外の時間は吉)
〇なる(成)
〇井(せい)
〇百事よし
★★★★★★
2023年7月21日の暦
7月21日(金曜日)
干支:庚辰(かのえたつ)
九星:二黒
行事:
△先負(午後は大吉)
×おさん(納)
〇鬼(き)
〇天おん
★★★★
2023年7月22日の暦
7月22日(土曜日)
干支:辛巳(かのとみ)
九星:一白
行事:敦賀気比神宮総参祭・熊谷うちわ祭
×仏滅
〇ひらく(開)
×柳(りゅう)
〇天おん
★★★★
2023年7月23日の暦
7月23日(日曜日)
干支:壬午(みずのえうま)
九星:九紫
行事:大暑・宇和島和霊祭
◎一粒万倍日
×不成就日
×三隣亡
〇大安
×とづ(閉)
×星(せい)
×●黒日
2023年7月24日の暦
7月24日(月曜日)
干支:癸未(みずのとひつじ)
九星:八白
行事:地蔵ぼん・大田原太田山地蔵尊夏大祭
×赤口
〇たつ(建)
〇張(ちょう)
〇天おん
★★★★★★
2023年7月25日の暦
7月25日(火曜日)
干支:甲申(きのえさる)
九星:七赤
行事:徳島天神祭・大阪天満天神祭
△先勝(午前は吉・午後は凶)
×のぞく(除)
×翼(よく)
〇神よし
★★
2023年7月26日の暦
7月26日(水曜日)
干支:乙酉(きのととり)
九星:六白
行事:
◎一粒万倍日
△友引(昼以外の時間は吉)
〇みつ(満)
〇軫(しん)
〇神よし
★★★★★★★★
2023年7月27日の暦
7月27日(木曜日)
干支:丙戌(ひのえいぬ)
九星:五黄
行事:神奈川大山阿夫利神社夏季大祭
△先負(午後は大吉)
〇たいら(平)
〇角(かく)
×五む日
★★★★
2023年7月28日の暦
7月28日(金曜日)
干支:丁亥(ひのとい)
九星:四緑
行事:宇佐神宮夏越大祭
×仏滅
〇さだん(定)
〇亢(こう)
〇大みゃう
★★★★★★
2023年7月29日の暦
7月29日(土曜日)
干支:戊子(つちのえね)
九星:三碧
行事:和歌山粉河祭・相馬野馬追大祭
〇大安
〇とる(執)
〇氏(てい)
×ぶく日
2023年7月30日の暦
7月30日(日曜日)
干支:己丑(つちのとうし)
九星:二黒
行事:大阪住吉祭
×赤口
×やぶる(破)
〇房(ぼう)
×十し
2023年7月31日の暦
7月31日(月曜日)
干支:庚寅(かのえとら)
九星:一白
行事:堺大漁夜市・京都愛宕千日詣り・芦ノ湖湖水祭
×不成就日
△先勝(午前は吉・午後は凶)
×あやぶ(危)
×心(しん)
〇母倉
2023年7月で縁起の良い日
①7月26日(水曜日)一粒万倍日で友引の日
7月26日(水曜日)
干支:乙酉(きのととり)
九星:六白
行事:
◎一粒万倍日
△友引(昼以外の時間は吉)
〇みつ(満)
〇軫(しん)
〇神よし
★★★★★★★★
一粒万倍日で友引の吉日。
婚礼や建築関係の行事、新規の事始めなどに最適な日。
友引の日は大安の次に縁起の良い日で人気ですね。
そして一粒万倍日は、一粒の籾が万倍にも増えるとされる吉日。
諸事の成功を願って様々な事始めに良く、とくに商売を開始することや金銭を支出するのに良いといわれます。
反面、増えては困ることから、借金や人から物を借りるのは厳禁です。
この日は十二直や二十八宿、下段にも悪い意味のない、とても良い日です。
十二直のみつ(満)は、満はみつの意味の示すとおり、宇宙に存在するすべてのものや現象をことごとく、満たされるという吉日。
なので建築関係の行事や作業、引っ越し、開業開店、婚礼などのお慶び事、種まき、動土などにすべて用いられる縁起のよい日です。
二十八宿の軫(しん)は、お祝い事によろず吉という吉日。
地鎮祭、棟上げ、落成式、婚礼や結納、入籍、神仏祭祀などに用いてとても良い日です。
そして下段の神よしは、神事祭礼やお宮参りに良い日です。ただし不浄なことには用いると凶となります。
18日に新月入りしているので、婚礼などのお祝い事や建築関係の行事、引っ越しなどすべてのことを開始するのに最適な日です。
友引の日なので、昼の時間帯(11:00~13:00)をさけて用いられるといいですね。
②7月12日(水曜日)大安吉日
7月12日(水曜日)
干支:辛未(かのとひつじ)
九星:二黒
行事:福岡伊佐須美田浦祭・大阪生国魂神社夏祭
〇大安
〇たつ(建)
〇壁(へき)
〇大みゃう
★★★★★★★★
大安でたつ(建)の縁起の良い日。
婚礼や結納、入籍をはじめ、新規の事始めに最適な吉日です。
大安の日は一日中吉の意味があり、何事をするにも良い日。
婚礼などのお祝い事や建築関係の行事、旅行や開店開業などに用いることができます。
さらに十二直のたつ(建)は、建(たつ)の意味がある大吉日。
婚礼や開業開店、移転、神仏の祭祀、棟上げや柱立て、旅行、新規の事始めに用いると大吉となります。
ただし屋敷ないでの土を動かす作業や蔵開きは凶です。
二十八宿の壁(へき)は、新規の事始めや、旅立ち、婚礼に大吉の日。
南へ行くことには凶となります。
そして下段の大みゃうは太陽の光がすみずみまで照らすという意味があります。
建築関係の行事や婚礼などのお祝い事、開店開業、移転、旅行などの吉事善事にもちいると大吉という縁起の良い日です。
③7月14日(金曜日)一粒万倍日で先勝の日
7月14日(金曜日)
干支:癸酉(みずのととり)
九星:九紫
行事:佐原の大祭・小倉祇園太鼓・熊野那智大社扇祭
◎一粒万倍日
△先勝(午前は吉・午後は凶)
〇みつ(満)
〇婁(ろう)
〇神よし
★★★★★★★★
一粒万倍日で先勝の吉日。
一粒万倍日は、一つの籾が万倍にも増えるという吉日。
諸事の成功を願って新規の事始めや金銭を支出することに良い日です。
ですが増えては困る意味から、借金や人から何かを借りる行為は厳禁の日。
十二直のみつ(満)は、万物万象のことがらが全て満たされるという吉日。
なのでお祝い事や開業開店、新規の事始めなどすべての事に用いて大丈夫な日です。
二十八宿の婁(ろう)は、土を動かす作業や家の造作、契約や取引始め、造園、お嫁取りの相談などに吉の日となります。
下段の神よしは、信じ祭礼やお宮参りに吉。ただし不浄事に用いると凶の日です。
先勝の日の午前中は吉なので、午前中を用いられるといいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。